カナガンドッグフードに慣れてもらうためのポイント

 

私が愛犬の食事について、真剣に考えるようになったのは、ネット上にあった記事を読んでからです。

 

それは市販のドッグフードに関連しての様々なリスクが、箇条書きで連ねられている、ひどく恐怖心をあおる記事でした。

 

それまでの私は、愛犬自身が喜んで食べているのだから、このドッグフードはおいしい良いものなのだろうというぐらいの認識をしていたのですが、記事を読んで認識を改めなければならないと強く感じました。

 

人間が体によくないと言われても、誘惑に負けて過度なアルコールやカロリーの摂取をしてしまうように、動物もわかりやすく口に合う食べ物があれば、自分にとって必要な栄養であろうとなかろうと食べてしまうのだと理解できたからです。

 

記事を踏まえてその時食べていたドッグフードの原材料を見てみると、消化に向かないといわれていたトウモロコシやら小麦粉やらのオンパレードで、やはり手ごろに買える品はそれなりの品なのだなと、落胆とも納得ともつかない感情を抱きました。

 

意味のない香料や着色料の記述も見つけて、これは愛犬にとって手軽だがよくないドッグフードなのだと、改めて認識した次第です。

 

食事は毎日行うことですから、ドッグフードを買い換えるにも、のろのろとしていることはできません。

 

この際にと色々調べてみたいのはやまやまでしたが、迷っている時間にも愛犬の体に少しずつ毒素は溜まっていくのだと思ったら、のんびりと調べているわけにもいきませんでした。

 

そうしてとりあえず評判のよさそうな商品を注文しようと、選んだのがカナガンドッグフードだったのです。

 

イギリスで最高級と言われるドッグフードが、通販で買える世の中というのは、実に便利なものです。

 

無添加で安全で、犬の健康バランスにも配慮されているカナガンドッグフードは相応に値段のするものでしたが、そんなことに構ってはいられませんでした。

 

幸い愛犬は小型犬に属しており、その控えめな食事量に応じて、食費が何十倍に跳ね上がるわけではなかったので、財布の中身と話し合ってなんとか決断することが出来たのです。

 

しかしカナガンドッグフードが到着して、それを愛犬の愛用のお椀に入れてみて、最も大きな問題はここにあったのだと、現実を突き付けられることになりました。

 

それは、一向に食事が進まないという問題です。食いつきがいいと、ネット上で称賛を浴びていたカナガンドッグフードは、なぜか我が家の犬の口には合わないようだったのです。

 

臭いをかぎ鼻をこすりつけ、しかし回れ右をして引き返してしまう愛犬の姿に、私は玄米ご飯を食べられない自分の姿を思わず重ねてしまいました。

 

それがどんなに体に良い食べ物であっても、好ましい味とは思えない、残酷な現実は往々にしてあるものです。

 

ジャンクフードの濃い味に慣れていたところから、いきなり健康食品のうま味に気付けというのが無理があったのでしょう。

 

よくよく調べてみると通販サイトでも、食いつきのよくない時には少しの量から慣らしていくのが良いとアドバイスがされていたので、物は試しとそれまでのドッグフードに少しばかりカナガンドッグフードを混ぜて出してみることにしました。

 

すると愛犬は寄ってきて、パクパクと食べてくれます。それでももうご飯は終わりとばかりに踵を返した愛犬の下の、お椀の底にある明らかな食べ残しには、ため息をつかされました。

 

一週間ぐらいでじわじわ慣れてくるとサイトにはあったのですが、我が家の犬はなかなか手ごわく、一週間でようやくわずかに混ぜたものを食べ残すのを止めるといった歩みでした。

 

なかなか減っていかないカナガンドッグフードを、駄目にならないように涼しい場所で保管しながら、じりじりと様子を伺いつつ、配合を考える毎日が続きます。

 

焦りはありましたが、あまり極端にすると明らかに食事量が落ちるので、実に気を遣う日々でした。

 

おやつでたまに気を惹きつつ、一食すべてカナガンドッグフードの食事をペロリと食べてくれるようになったのは、食べ始めて一ヵ月以上が経過したころでした。

 

完全にドッグフードを切り替えたことで、家計は圧迫されましたが、それよりなによりようやく良質な食事に慣れてくれたことが嬉しかったです。

 

上辺のおいしさに惹かれても、やっぱり体は正しい食事を欲するのだとわかって感動でした。

 

カナガンドッグフードが食事の中心となってから、おなかの調子がよくなったような気がします。

 

それまでは便秘をしてみたり軽くおなかを下してみたりという日が、月に一回ほど見られたりしたのですが、それが嘘のように健康的な周期が続くようになりました。

 

肉の多い体に合った食事になったからかもしれません。

 

健康的になった弊害か、体重はやや増えたのですが、ぽよぽよした感じではなく一回り大きくなった感じで、動きも軽やかなので安心しています。

 

毛並みもよくなり、ふわふわな手触りが艶を増して、高級な毛皮もかくやといった雰囲気です。

 

親バカながら、可愛かったあの子が格好良くなったという印象で、カナガンドッグフードにしてみてよかったなと感じています。